ワールドアドベンチャー野郎が愛する冒険旅バイク『KLR650』

バイクブロス

世界一周ツーリングみたいなワールドアドベンチャーツーリングに一番人気なバイクは、BMWでもKTMでもなく、実はカワサキKLR650だそうです。

決定版! 30年史 「海外ツーリング」読本 (LAPUTA BOOKS)

決定版! 30年史 「海外ツーリング」読本 (LAPUTA BOOKS)

近年、世界的にビッグオフローダーが大人気で、僕の頭に真っ先に浮かぶのがBMWのR1200GSシリーズだったりします。

特にR1200GS Adventureなんて、そのものズバリのマシンで、見てるだけで世界の荒野を走り抜けていく姿が目に浮かび、なんだかワクワクしてしまいますよね。

他にもKTMやトライアンフをはじめ、国内メーカー各社もそれぞれ魅力的なアドベンチャーバイクを発売していて、ホンダも今年の年末年始あたりに新型アフリカツインを発売するようです。

僕が普段乗ってる旧アフリカツインも、古いとはいえそんなアドベンチャーな一台としてそこそこ人気があるようで、またヤマハからもXTZ1200スーパーテネレなんて発売されています。そんな中でKLR650はいまひとつパッとしないというか、Z2にも乗ってる僕でさえ、

「え??カワサキ?」

みたいなかんじなんですよね。

スポンサーリンク
レンタングル広告(大)

世界を旅するライダーに大人気のkawasaki KLR650とは?

長期間にわたるワールド・ツーリングで使うバイクを考えたとき、気になるのが航続距離と頑丈さと修理のしやすさ、それと部品の供給です。

どんな頑丈なバイクでも、絶対に壊れないなんて事はまずありません。

先進国ならいざ知らず、途上国などで壊れてしまった場合、部品がすぐに手に入るかどうかは一番気になるところ。

1200px-KLR650s-min

KLR650(2007年以前)は単気筒の650ccの水冷エンジンで満タン時の重量は182kg。燃料タンク容量23ℓで燃費は21km/ℓ前後。

ちなみに現行モデルは重量195kg、燃料タンク容量23ℓと同じ。

1987年の発売から2008年にモデルチェンジするまでの20年間ほとんど大きな変更もなく、長期に渡って生産され続けたおかげで、純正部品だけでなくアフターマーケットの部品も豊富に存在し、また比較的安価なため、世界を旅するバイクとしてうってつけのようです。

シングルエンジンなので軽いというのはかなりポイント高いですね。

aust01 0120-min

荷物やガソリンの重さを入れると相当重くなってしまうので、重量はいざという時の取り回しや転んだ時の破損の大きさにも影響を与えます。

これがR1200GS Adventureになると、満タン時で260kg(’15年モデル)とかなりの重量級。燃料タンクは30ℓで燃費は22km/ℓ

こんな重量でバイクを倒したら、一人で起こせるものか心配になってしまいます。

ちなみに僕が乗っているアフリカツインはV型2気エンジンで重量234kg、タンク容量は23ℓで燃費は25km/ℓ

・・・Adventureとそう変わらんやないか~い。

いまだセンタースタンド立てられません(*^o^*)

実際に重いバイクは砂の上などで転倒すると、足元がずるずる滑って踏ん張りがきかず、起こすのにかなりの労力を必要とします。

R1200GSはその点では、横に張り出したボクサーエンジンのおかげで真横に倒れることはなさそうなので、思ったよりは案外起こしやすいのかも知れませんね。

2008年以降の現行型KLR650

KLR650/2015model Photo: US.kawasaki

これまでより大きくなったカウルでウィンドウプロテクションも良くなったKLR650。

それでもR1200GS AdventureやTIGER、KTMのAdventure、ヤマハのスーパーテネレとかと比べるとかな~り地味な印象ですが、冒険旅バイクとしての評価は高くこんな記事がありました。

★2014カワサキ KLR650 レビュー / 気になるバイクニュース

Cycle Worldの読者はこのKLR650が我々のアドベンチャーバイクシュートアウトで優勝したことを覚えているだろうか。このバイクがその他のより排気量が大きく高価なバイクたち(BMWのR1200GS、KTMの990 Baja、そしてYamahaのスーパーテネレ)を打ち負かしたのだ。数百マイルに及ぶ砂漠や舗装路の結果、「バイオハザードやウォーキング・デッドのようなソンビ大量発生の事態に、最も乗りたいバイク」として選ばれた。

「ゾンビ大量発生の事態に最も乗りたいバイク」の意味がなんのこっちゃですが、まぁそれだけイザと言う時に頼れるバイクだ、ということなんでしょうね。

このKLR650は価格が$6599、今のレートで約79万円。

これは他車に比べて圧倒的に安い!

R1200GS Adventureなんてディーラーで聞いたら、なんだかんだで乗り出し300万円くらいですかね~なんて言ってましたし。

アラスカからアルゼンチンまで500日間の旅の動画で大人気のアドベンチャーライダー、Alex Chaconさんの相棒もKLR650。

KLR Expedition Southwest USA – 4000 Miles Off the beaten Path Adventure

Alex Chacon

FACEBOOK – http://www.facebook.com/ChaconAlex
INSTAGRAM – http://www.Instagram.com/ModernMotorc…
TWITTER – http://www.twitter.com/modernmotoguy
WEB SITE – http://www.modernmotodiaries.com

アレックスもKLR650は最高だよ!と大絶賛です。

500 Days Alaska to Argentina – The Modern Motorcycle Diaries

残念ながらKLR650は国内で過去に2年間しか販売された事がなく、現行型も逆輸入でしか手に入らないため、日本国内で見かけることはほとんどありませんが、これから世界を旅しようと思っている日本のライダーのみんなもここはひとつ、検討する価値はあるんじゃないでしょうか?

こんなタフで頼りになる冒険旅バイクKLR650に対抗できるのは、もしかしたら世界に名だたるホンダの名車、スーパーカブ号以外だけかもしれません。