2年間ほったらかしていたZZR600がやっと復活。るんるんるん♪
キャブレター不調のまま車検が切れてしまい、2年もほったらかしていたZZR600でしたが、久しぶりに車検を受けて晴れて公道復活しました。
秋も深まり、じわじわ寒くなるこんな季節に車検を取っても乗る機会は少なくなりますし、来年春でもいいかなぁと思ってたんですが、調子が悪かったキャブレターの分解清掃にエンジンオイルとブレーキフルードの交換、ブレーキキャリパーの分解清掃やバッテリーの交換とか、あれやこれやいろいろやってたらすごく走りたくなってしまい、車検を取ることにしたのでした。
車検が終わって1時間ほど軽く走り回ったんですが、そろそろ古くなって来たとは言えさすが100ps。
クイィィーーン!とよく回るエンジンがとっても気持ちいい!!
でも妙に立ちが強くコーナリングがイマイチだったので、次は前後サスペンションの整備が必要みたいです。
ユーザー車検
今回はユーザー車検を利用しました。
当日は朝一番に予約していたこともあり、検査場はけっこうガラガラで書類記入から検査終了までおおよそ30分ほどで終了しました。
通常車検費用はバイク屋さんでやってもらうと、最低でも6万5千円くらい。
二輪車も受け付けてくれる民間車検場だと安いところで3万円くらいです。
なぜバイク屋さんが高いかというと、自社工場内で車検ができる民間車検場と違い陸運局までバイクを運んで手続きをして検査を受けなければいけないので、そのぶんどうしても費用がかさみます。
なので少々高くなってもそれは打倒な料金でしょう。
それにバイク屋さんは当然バイクの専門家ですから、より良い整備が期待できます。
ちなみに僕の弟のCB1300SFサイドカーみたいに、大きな構造変更してあるバイクだと車検もやたら厳しく、あれやこれやと指摘され手直しやらなんやらで時間がかかってしまうため、そういう対応に慣れているバイク屋さんにお願いしているそうです。
ユーザー車検を受けるとき必要なもの
・納税証明書
・車検用書類(車検場で購入)
・自賠責保険証
・定期点検簿
・認め印
それともうひとつ「シール剥がし剤」を持っていくと、古い車検シールを剥がすときにきれいに剥がせてとっても便利ですよ。
バイクのユーザー車検の費用
今回のユーザー車検にかかった費用の内訳です。
OCR用紙 | 20円 |
検査登録印紙 | 400円 |
審査証紙 | 1,300円 |
重量税 | 4,600円 |
自賠責保険(2年) | 14,010円 |
仮ナンバー | 750円 |
計 | 21,080円 |
重量税は登録年数によって変わります。
初年度検査から~13年未満 3,800円
13年~18年未満 4,400円
18年超 5,000円
ZZR600は初年度登録から16年なので重量税は4,400円でした。
自賠責保険は保険料が見直された場合に変更されるので、来年はまた変わるかも知れません。
今回は車検が切れた状態だったので、事前に仮ナンバーを借りて当日陸運局までは乗っていきました。
仮ナンバーを借りる時は自賠責保険への加入が必要だったので、借りるときに加入しました。
ちなみに自賠責保険への加入は、検査場でもバイク屋さんでもコンビニでも可能です。
ユーザー車検の手順については検査場のある陸運局で丁寧に教えてくれます。
当日は書類記入などに時間がかかるので、遅くとも検査予約時間30分くらい前には着くように行きましょう。
バイクの車検整備
ユーザー車検には定期点検簿も必要です。
点検簿は陸運局でも手に入りますし、こちらからもダウンロードできます。
12か月点検でも24か月点検でもかまわないようです。
車検整備はこの点検簿に従って行います。
点検した人の名前と住所と認め印、点検時の走行距離の記入はお忘れなく。
年式が新しく大幅な改造や事故など問題がないバイクであれば、チェックと簡単な調整だけでOKな場合が多いですが、ヘッドライトの光軸だけは乗ってるうちにずれてきますし、2015年から検査基準が厳しくなっていますので、きちんとしたチェックと調整が必要です。
しかし光軸調整はけっこう微妙なので事前にバイク屋さんに相談するか、車検場近くにある予備車検場で調整してもらった方が無難です。
今回このZZR600は自分で調整しましたが、わずかな調整で済み検査も一発合格でした。
自分で行う光軸調整
これは簡易的な方法なので、正確ではありませんがとりあえずは使えます。
しかしあくまでバイク用で、基準が厳しくなった四輪車の場合はやり方が違います。
チェックをするには10mの距離と垂直の壁が必要です。
光軸がわかりやすいように薄暗い場所か夜がいいでしょう。
光軸調整はバイクにまたがった状態で行いますので、もうひとり手伝いをしてくれる人がいる方がやりやすいです。
またバイクの場合、ヘッドライトは上向きで調整します。(四輪車の場合は下向きで調整)
- バイクにまたがってヘッドライトの中心までの高さを測って、その高さを壁に印をつける。またはバイクを壁に近づけヘッドライトを上向きにして照らし、その光の中心に印を付ける。
- その印を中心にして左右27cm、上10cm、下は地面からヘッドライト中心までの高さの20%のところにも印を付ける。例えばヘッドライトの中心が地面から1mなら、やはり地面から80cmのいところです。
- 10m離れた場所に車体を真っ直ぐにして跨った状態で、ヘッドライトを上向きにして印の方を照らす。
- 光の中心が、壁に付けた印の範囲内にあればOK、外れているようならヘッドライトの向きを調整します。
この方法で難しいのはどこが光の中心なのか、とっても判断しづらいことです。
そのためより正確な調整を行う場合は、やはり予備車検場等できちんと調整した方がいいでしょう。
また体重の掛け具合でどのくらい変わるのかチェックしておくのも必要です。
それと古いバイクの場合、光量が足らず不合格になる場合があります。
そうなると高効率バルブなど明るいバルブに交換するなど対処が必要です。
裏技として光軸検査の際、アクセルを少し開けて2000~2500回転くらいを保持しておくとか、元からアイドリングを高く上げておけばある程度光量を確保できたりします。
ユーザー車検のまとめ
ユーザー車検は日ごろからきちんと整備していれば、けっして難しいものではありません。
車検は満了日1か月前から可能ですが、ユーザー車検の予約受付は2週間前からです。
直接陸運支局に予約か、もしくはネットで予約が可能です。
田舎は当日朝でも受け付けできたりしますが、人口が密集している都会やその周辺では、2週間前の予約でさえあっという間に枠が埋まってしまうようですので、2週間前の0時を回ってすぐに予約を入れるようスタンバイが必要だとか。
僕は前日に仮ナンバーを借りたときに予約しました。
またもし自分の整備に自信が持てない場合は、バイク屋さんでチェックしてもらうか、丸ごと車検整備だけお願いするのもいいでしょう。
こういう機会を通して整備を覚えたりできますし、車検費用もかなり抑えられます。
まだ経験のない方は、一度くらいチャレンジされてみてはいかがでしょうか。
こう言うのもまたバイク乗りの楽しみのひとつだと思います。
余談ですが一般的に使われる「陸運局」というのは昔の名称で、現在では車検を担当するのは運輸支局、及び自動車検査登録事務所となります。
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