東彼杵郡の一角にある大崎自然公園オートキャンプ場。そこは猫の楽園でもありました。
3月になりすっかり春めいた日が多くなってきました。
天気も良かったので久しぶりにZ2に乗ろうと思ったら、またもバッテリーが絶命。
台湾ユアサのバッテリーで確かまだ2年はたってないと思いますが、やっぱり普段からこまめに乗らないとダメですね。
トリクル充電器をつなぎっぱなしにしてたんですが、これは長期間つないでいると結局はバッテリーの寿命を縮めてしまう事になるそうで、ひと冬くらいならいいとしても1年も乗らないような状況ならバッテリーはやっぱり車体から外しておいた方が無難です。
というわけでZ2はまたも留守番、いつものアフリカツインで出かけることにしました。
しかしこのアフリカツインもそろそろタイヤとチェーンが交換時期。
時々フロントタイヤがズルっと滑ってヒヤリハットする時があり、チェーンも何度も調整したにも関わらずまたも伸びてカチャカチャ音がしてます。
いい加減に交換しないと危ないなあと思いつつも、そんなズルガチャアフリカツインで、今回は長崎県東彼杵郡にある大崎自然公園内の「クジャク園」へ向かいました。
猫がいっぱい!大崎オートキャンプ場
大崎自然公園にはクジャク園だけでなくキャンプ場やドッグランもあります。
ついでなのでまだシーズン前ですがキャンプ場をのぞいてみる事にしました。
大崎自然公園オートキャンプ場入口は、ここから左方向へ下ってすぐのところにあります。
右上に5分ほど行けば川棚ドッグランとクジャク園があります。
大崎オートキャンプ場は通年営業なんですが、さすがにこの時期にキャンプしている人はいないようで、広い駐車場には車が1台停まっているだけでがらんとしていました。
「よっこらせっと」
適当にバイクを停めてあたりを見ると、やたらと猫がいることに気づきました。
「おやおやおや!?なんでこんなに猫が??」
歩道に腰掛けて猫たちを呼んでみると、少し警戒しながらもじわじわ寄ってきました。
野良猫の割には人馴れしているというか、落ち着いてゆったりとしたムードです。
日本猫っぽいのから外人っぽい猫まで、実にいろんなタイプの猫がいました。
中には病気なのか半身毛が抜けてる子もいて、ちょっとかわいそうです。
ざっと数えてみると、このときは22匹の猫がいました。
森の奥からも鳴き声が聞こえたので、他にもまだいそうです。
春に向けて園内の整備作業をしていた方にお聞きしたところ、どうやらみな捨て猫らしくいつの間にか増えてしまったそうです。
ここは公営施設なので、本来こういった捨て猫たちは処分されてもおかしくありません。
いまのところおとがめなしで平和に暮らせているみたいですが、先々どうなるかわかりません。
それにしても野良生活の割には毛並みがいい子ばかりで、痩せてもいないところを見ると栄養状態は悪くないようです。
ノミやダニもほとんど付いてないようでした。
行政が世話しているかんじではないですし、猫好きな誰かが面倒でも見てるんでしょうか?
しばらくすると1台の車がやってきました。
猫たちはなじみがあるようで、すぐにその車のまわりに集まってきていました。
地元の方のようでご自身も猫を4匹飼っている猫好きで、時々ここへ猫たちの様子を見にやってくるそうです。
「冬は寒いのでちょっとかわいそう」
そう言って寄ってくる猫ちゃんたちを優しく撫でたり、目ヤニや鼻水がひどい子の顔をきれいに拭いたりされてました。
新参者の僕には警戒モードだった猫たちでしたが、この人には寄っていって頭を摺り寄せたりする子もいてよく慣れていました。
猫好きなあなたも、一度はこの大崎オートいキャンプ場を訪れてみられてはいかがでしょうか。
癒されること請け合いです。
あ、でもエサやりは禁止なのでくれぐれもご注意を!
この猫ちゃんたちを見てちょっと想いましたが、今は猫ブームだと言われてますし、これだけの猫がいるならいっその事、大崎オートキャンプ場は「猫がいっぱい癒しのオートキャンプ場」としてアピールすると、利用者が格段に増加するんじゃないでしょうか?
福井県の猫寺として有名な曹洞宗のお寺、御誕生寺のように、猫グッズを販売したり全国からエサなどの寄付を募り、去勢費用などに充ててたり定期的に里親を探す会を開いたりなどやってると、そのうち雑誌やテレビで取り上げられ、大崎自然公園自体がもりあがるきっかけになるかもしれません。
ついでに猫神社も作って冬場は寂しくなりがちなキャンプ場にもいっぱい来てもらいましょう(笑)
川棚町役場の皆さま、このアイデア、いかがでしょうか?
ちなみにオートキャンプ場は通年営業で、施設はこんなかんじです。
けっこうきれいに整えられています。
常設テントサイト30区画とフリーテントサイトが10区画。
料金は常設テントが5,150円、フリーが4,120円。入場料別です。
トイレもわりときれいでした。
またキャンプ場専用の海水浴場もあります。
キャンプ好きな僕としては、この常設テントを1/3ほどに減らしてフリーテントサイトに変更、バンガローを数棟作る方がいいように思いますが、いかがでしょう?
フリーテントサイトにするだけなら常設テントを半分片付けてベースはそのままでいいので費用はかかりません。
そして費用はもっと安くする。
フリーサイトが入場料別で4,120円はかなり高いと感じてしまいます。
フリーサイトは1張り1,000円くらいだと利用しやすいですね。
川棚町観光協会サイト 大崎オートキャンプ場について詳しくはこちら
ジミいいとこ「クジャク園」
大崎オートキャンプ場を出て川棚ドッグランを過ぎると、すぐにクジャク園に到着します。
ここには200羽のインドクジャクが飼育されていて、無料で入ることができます。
開園50周年とありましたが、皇太子殿下もご来訪されたことがあるらしく記念の石碑が建立されていました。
けっこう歴史ある施設なんですね。
インドクジャクの他にも真クジャクや白クジャクがいて、フラミンゴやポニー、うさぎにセキセイインコなんかも飼育されて間近で見ることができます。
羽を広げてその場でゆっくりくるくると回り続けるクジャクさんが印象的。
羽を広げたクジャクさんの後姿はこんなかんじ。
混沌とした表側の派手さとは裏腹に、後ろ側は整っていて意外とすっきりしてます。
何だか見てはいけない舞台裏を見ているような気分。
フラミンゴの施設はなんと中へ入ることができます。
フラミンゴはやたらと首を左右に振ってこちらを見ていました。
鳥は目が横に付いているので、真正面より横が見やすいという話しを聞いたことがありますが、やたらと首を振っているので見てるこっちまで釣られてしまいそう。
ポニーも3頭いました。
このポニー、右側の大きい方でも僕の胸くらいの高さしかない大きさでしたが、たてがみが尻尾のように長いのが印象的でした。
左側の子はさらにひとまわり小さいんですが、股間の立派なイチモツから男の子と判明。
園内の小高い丘にはたくさんの桜の木が植えてあり、休憩スポットも数か所設置してあります。
春のお花見シーズンを控えてか、業者の方々による整備が行われていました。
それにしてもこれだけ桜の木があると、満開の時はかなり見ごたえありそうです。
その他にも園内には菖蒲、つつじ、あじさいもたくさん植えてあり、桜の後も初夏まで色とりどりの花が楽しめそうですね。
クジャク園をひととおり散策したあと、再びアフリカツインにまたがり今度は温泉の方へ行ってみました。
大崎自然公園内にはクジャク園のほかにも
「大崎海水浴場」
と楽しめる3っつのスポットがあります。
海水浴場はキャンプ場にもあるので、大崎自然公園には2か所あることになりますね。
大崎海水浴場は砂のビーチで真夏は多くの人で賑わっています。
川棚大崎温泉「しおさいの湯」には無料の足湯もあるので、ツーリングで疲れた足を休めるにはもってこいな温泉ですよ。
ジミだけどいろいろ楽しめる「ジミいいとこ」、そんな大崎自然公園でした。
大崎オートキャンプ場およびクジャク園へのお問い合わせは川棚町観光協会まで。
TEL: 0956-83-3210
TEL: 0956-82-2661
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