春といえば花粉症。僕も以前は重度の花粉症でした。
今回のエントリーは花粉症がテーマです。
以前の僕は、毎年2月初旬あたりからだんだんと鼻が詰まるようになり、次第にのどや耳の奥が痒くなりはじめ3月になると本格的な症状となり、鼻水でティッシュの使用量が激増、顔も腫れぼったくなり体は熱っぽくいつも涙目、頭は重く鼻で呼吸ができないので夜もあまり眠れず、薬を飲めば頭がぼーっとして、嬉しいはずの春はいつも気が重い季節でもありました。
花粉症ってほんと苦しいでよね。
あまりに苦しいので、なんとか治らないかといろんな治療法にチャレンジしましたが、ある方法を試した結果、現在ではほとんど症状が出なくなりました。
今回は同じ花粉症仲間の皆様の参考にするべく、自分が行った方法をアップしてみました。
ただし個人差もあり、必ず効くというわけではないことをご理解の上、参考にされて下さいね。
田舎住まいの僕の家は、まわりを杉とヒノキにぐるりと取り囲まれた花粉症保持者としては、緑豊かな森に囲まれたナチュラリーな環境は、まるで地獄のような極悪な世界なのであります。
何せ飼い犬まで頻繁にくしゃみをしていたくらいなので、きっと最高レベルの花粉の中で暮らしてるような気がします。
(茶色い部分は杉の花)
花粉症を自覚したのはまだ20代半ばの頃、東京に住んでいた時でした。
それからだんだんと症状が酷くなり、30代は一番のピーク。
あまりに症状がきついので耳鼻科に行ってみると、さっそく検査をされ、
「杉とヒノキですね」
と真顔で言われ、
「いやいや、それは知ってますって」
と一瞬ズッコケそうになりましたが、病院としてもまずはアレルゲンの特定を行わないと有効な治療ができませんし、杉花粉以外にもアレルゲンがないか調べる必要があります。
これは手順としては全く当然なことであります。
ということで、春だけではありますが数年に渡って通院することになりました。
ただ治療と言えば鼻孔の洗浄をして鼻炎の薬を処方してくれるだけで、特別な治療があるでもなく、少し症状を抑えるだけの対処療法なので毎年通っても一向に良くなる気配はありませんでした。
せっかく暖かくなってバイクに乗るのに最高な春なのに、ツーリングに出かけてもくしゃみを連発、鼻水はだらだらと出てとても運転なんてできたもんじゃありません。
そんなかんじで10年以上も花粉症で苦しんでいたので、少しでも改善する良い方法はないか?と僕なりにいろいろ試してみました。
その結果、今ではほとんど花粉症の症状が出なくなり、良好な状態がもう何年も続いています。
ただ100%治ったというわけではなく、花粉の出始めの2月に少しむずがゆくなったり鼻水や、少し涙目になったりと軽い症状は出ます。
ですが本格的に始まる3~5月頃はほとんどと言っていいほど症状が出ない快適さで、以前と比べたらまるで天国。
花粉症は花粉にふれると作られる「IgE抗体」というものが、ある一定量を超えると発症するらしいのですが、その「IgE抗体」の生産にディーゼルエンジンの排気ガスやらいろいろ絡んでいるんじゃないか?と言われています。
ただこの「IgE抗体」を抑える「免疫抑制遺伝子」を持っている人は、症状が出ないそうです。 僕はこの免疫抑制遺伝子がなかったんでしょうね。
僕の花粉症対策
耳鼻科にいったり市販の鼻炎薬や花粉症用目薬など一般的なものは一通り試したんですが、どれも効果はどれも一時的。
他に何か方法はないか?とまず最初に考えたのは
「杉に対する免疫付けたらいいんじゃね?」
と言う事です。
馬鹿馬鹿しい素人考えではありますが、でもホントに苦しかったので何でも試してみたかったのであります。
杉の葉を煎じて飲む
素人的な考えなのは解っているんですが、とりあえず体に少しずつ杉の成分を取り入れたら免疫できるんじゃないか?と思い実際やってみました。
何せ自宅周辺にはわんさか杉の木があるので、新鮮な杉の葉はもりもり取り放題。
選んだ杉の葉はできるだけ青々した新しい葉を選び、それを細かく刻んで鍋でぐつぐつ煮込こみ、その煮汁を飲むというやり方。
が、しか~し!!これがもうマズイったらありゃしない!!!
とてもまともに飲める代物じゃあありませんでした。
杉の香りもかなりキツくて、飲んだら具合悪くなってゲーっと吐いてしまいそうな勢い。
2~3度飲んではみたものの、これは全くお勧めできません(^^;
どうしても試してみたい!という人は無理には止めませんが、まぁ止めといた方がいいでしょう(^^;;
後で調べてみたら、杉を煎じて飲む方法は民間療法として昔からあったみたいです。
“スギ茶”で花粉症がやわらいだと口コミで評判ーNAVERまとめ
※もし杉茶を自前で作る場合、花粉が付いていない6~11月くらいのものを使うのがいいでしょう。花粉がついたものを煎じて飲んだ場合、アナフィラキシーショックの危険性もあるそうです。
杉茶ゴールドを試してみた。
じゃあ他に何かないのか?という事で調べてみると、杉エキスをカプセルにした家伝 杉茶ゴールドなる商品を発見、さっそく試してみることにしました。
1年目は3月くらいから毎食後3粒づつ飲み始め、とりあえず7月くらいまで続けました。
ほんとは1年間ずっと飲み続けた方がいいんでしょうけど、けっこうお高いこともあり花粉症の症状が収まってくるとなかなか続ける気になりませんでした。
でどうだったかというと、その年は多少症状が和らいだ程度で劇的な効果はありませんでした。
ただし副作用みたいなものも全くありませんでした。
そして2年目。
今度は12月から飲み始めました。
2年目だし少し効果あるかな?と少し期待しましたが、相変わらずさほど劇的な改善はなし。
今回は8月くらいまで続けました。
そして3年目。
もう効きそうにないし今年でやめようとおもいつつ、1月から飲み始めましたが、この年からあんまり症状が出なくなってる事に気づきました。
おやおやおやおや??ももももしかして?と思って3月に杉茶ゴールドを飲むのを止めてみましたが、やっぱりほとんど症状が出ません。
「もしかして効果出てきた?!マジか!ありがとう!杉茶ゴールド!!」
ただ2年間は杉茶ゴールドが効いたかんじはありませんでしたし、他にも試しているものがあったので、本当に杉茶ゴールドだけで効いたのではないかも知れません。
とにかくそれから数年たった現在でもほとんど変わらず症状が出ない良好な状態が続いています。
時間はかかりましたが、ほぼ症状が無くなったということで、この「杉茶ゴールド」はかなり有効な花粉症対策になると思います。
他に試した方法
杉茶もそうですが、こういうマイナーな民間療法的治療法はその人の体質等によっても効き目が大きく違うと思われます。
人によっては全く効果がでない場合もあります。
必ず効くというわけではありませんし、もし万人に効くのであれば病院が採用しているはずです。
その点を考慮の上、もし試すならあくまで「効いたらラッキー!」くらいのかんじでお試し下さいね。
ヨーグルト
なんかいいって言っていたので。腸内細菌の活躍に期待。
あまり効果はわかりませんでしたが、こういうものは杉茶と同じく時間がかかると思っています。
食べていたのは主に「明治プロビオLG21」ヨーグルトです。
ただ毎日ヨーグルトを食べる気にならなかったので、そのうちお手軽なドリンクタイプに替えました。
現在は新しい商品もあるようですので、そちらもいいかも知れませんね。
即効性はありませんので長期の飲用がお勧め。
ハチミツ
杉茶を飲み始めた頃、趣味でミツバチを飼っていたので天然のハチミツが山ほどあり、たっぷりとヨーグルトに入れたりパンに塗って一年中食べていました。
ハチミツも昔からあるもので当たり前すぎますが、健康に良い食べ物として知られています。
ハチミツが花粉症に効くのかどうかは実際のところ不明なんですが、その頃よく食べていたこともありもしかしたら関係あるのかも?と思って記事にしました。
ただしハチミツを試してみるなら、安価な中国産は避けた方がいいかもしれません。
安価な中国産ハチミツの中には水飴を加工したものが混じってたりすることもあるらしいので、できれば国産かハチミツの安全基準が厳しいと言われる欧米産が良いかなと思います。
もし花粉症対策としてハチミツを食べるなら、殺菌力が高く薬効成分も高いと言われるマヌカハニーなんてどうでしょう?
マヌカはニュージーランドにみに生息するマヌカの木の花から集められたハチミツで、普通のハチミツより薬効成分が多いと言われている貴重なハチミツです。
貴重なハチミツなので少々高価ではありますが、胃炎やピロリ菌にも効き目が高いと言われています。
マヌカとは
即効性はありません。普段から使用される事をお勧めします。
高麗人参茶
たまたま韓国製の木箱に入った顆粒のものをもらったので、飲んでみたらかなりすぐに症状が楽になりました。
朝鮮人参というとなんだか時代劇で家財道具を売り払って買うような高価な薬というイメージでしたが、これは1000~1500円程度とわりと安価なものでした。
韓国性だしどうせニセモノじゃないの?思ったのですが、せっかくの頂きものですしものは試しと飲んでみたのですが、それが予想以上の効き目に驚き!
飲むとわりとすぐに症状が和らぎはじめ、2時間ほど効果が持続します。
短時間なんですが効いてる間はまったく普通に生活できましたし、市販の鼻炎薬のような眠くなったりなんてなかったのでけっこう快適でした。
効果には個人差もあり誰にでも必ず効くとは思えませんが、安いですし試してみるのもありです。
即効性あり。効果は1~2時間くらい。
これまでは高麗人参とかどこかインチキ臭くて全く眼中になかったのですが、ほんとに効くんだなぁと考え直し、それならと似たような別の高い朝鮮人参茶を購入して飲んでみましたが、なぜかそちらは全く効きませんでした。
う~ん、謎です。
ココア
これも何故か効きました。
一説によるとポリフェノールがヒスタミンを押さえる働きがあるそうです。
ココアにもカカオマスポリフェノールが含まれています。
それも森永ミルクココア。なぜに?(笑) 即効性があり効果は1時間くらいでしょうか。
美味しいし安いしこれは試す価値あり。ただ甘いのでそうそうたくさん飲めるもんでもありません。
試してはいませんが、もしかしたら最近はやりの高カカオチョコレートなども同様の理由でいいかも知れませんね。
即効性あり。効果は1時間くらい。
ヤクルト400
たまたまヤクルトの人がセールスにきたので配達してもらう事にしました。
これも腸内細菌の調整に良いと言われていますし、ある程度の期間を続ける事が必要ではないでしょうか。
イギリスではヤクルトを飲んで謎の難病が治ったという事例があるようです。
謎の病気が2日で治った? 英国で「ヤクルト」の効果に驚きの声。ナリナリドットコム
ヤクルトは子供の頃から大好きなので、ヨーグルトを毎日食べるよりはるかに続けやすかったです。
即効性はありませんので、長期の飲用が必要。
毎日歩く
これは花粉症対策と言うわけではなく、たまたま運動不足解消ということで毎日5~10キロ程度を歩いていました。 でも運動は健康の要、何かしら関係があったかも知れません。
マスクをして愛犬に引っ張られ涙目で歩いてました(^^;;
にがり
にがりも効果あると効き1年間くらい続けてみましたが、特に何も効果があったようにはかんじませんでした。
甜茶
甘くて美味しいんですが、効果はかんじませんでした。厚生労働省の調べでは、飲んだ人の14%程度しか効果がなかったそうです。
ちなみに「ココア」「高麗人参茶」「漢方茶」は僕だけでなく、何人か試してもらうと効果があったと言ってました。
僕の花粉症対策のまとめ
- 即効性は無いけど長期的にみて効果大「杉茶ゴールド」+「ヤクルト400」さらに「ヨーグルト」と「はちみつ」
- 即効性があり一時的な症状改善に「高麗人参茶」、「ココア」「甜茶」
※花粉用マスク、点鼻薬、目薬等併用(目薬等は病院でもらったもの)
実際のところこの方法が誰にでもに効く!なんて事は言えません。
花粉症の治療はあくまで通院が基本です。
これらの方法は僕の個人的な体験ですし、きちんとした実験データがあるわけでもありません。
また個人差なども考えられますし保証はできませんので、もし試す場合はダメ元覚悟でやってみて下さい。
もし効いたら僕のように花粉症から解放されます。
僕の場合は2年ほどかかってますが、これも人によっては早く効果が出る方もいれば、もっと長くかかる方もいるかも知れません。
僕の花粉症が劇的に改善した可能性として、上記の方法以外に他の要素があったり、ige抗体の都合でたまたま症状が収まるタイミングだった、とか他の可能性もあります。
あくまでこれは花粉症が劇的に改善した一例ということで、ぜひ参考にされて見て下さいね。
少しでも花粉症に苦しむ皆様のお役に立てたら幸いです。
それとこういった民間療法的な対策はいろいろと勘違いや誤解を生みやすいです。
花粉症対策について迷ったり悩んだりすることも多いと思いますので、ぜひ厚生労働省の花粉症対策を一読される事をおすすめします。
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