熱い想いに思わず心震える素晴らしい作品でした。
『弱虫ペダル』感動の最終話で思わず歓喜の涙
深夜枠での放映でしたので、なんだろこれ?と気になって録画だけしといたんですが、溜まっていた録画を何気にみてすっかりハマってしまいました。
この作品、すでに2008年の「少年チャンピオン」連載開始からすでに大人気の作品で、作者は渡辺航氏。
多くの熱狂的ファンの間では通称「弱ペダ」と呼ばれていて、舞台まであったなん全く知りませんでした。
やはり良いものは皆ほっとかないんですね。
これまで自転車レースには全然興味がありませんでしたが、「弱ペダ」主人公のメガネの小野田君が競技自転車と出会い、チームと共にインターハイへ出場、山頂ゴールへ向け全力で走り抜き、それぞれのチームの選手たちの激しく熱いバトルを見ているうちに、知らなかった自転車ワールドへグイグイと引き込まれてしまいました。
印象的だったのは一番苦しそうな場面で
「気持ちイイ~~!」
と歓喜の表情。
昔のスポコンドラマだったら、汗をふりちぎり拳を握って、
「なにくそ!負けるものか!!」とミケンにシワを寄せて目を血走らせ、ライバルを睨み倒して歯を食いしばるのが定番。
そんな昔のスポコンドラマの影響で、そんなに苦しいスポーツなんか誰がやるもんか、やーいやーい!というヘタレ根性が、まだ子供だった僕の深層意識にしっかりと刻み込まれています。
しかしそれでも「弱虫ペダル」では体力の限界を超え、燃え上がる情熱で死力の限りを尽くして走り抜き、一番苦しいまさにその場面で「気持ちイイ~!」とうそぶく選手たちの姿を見て、そうか苦しいはほんとは気持ちいいものなのか、と妙に納得してしたりもしました。
自分はこんなふうに限界を超え、全力で何かをやり抜いたことがあるだろうか・・、と思わず自分の人生をすーっと振り返ってみたところ、
「・・・ないな・・・」
しょぼん(´・ω・`)
それにしても何かを全力でやりきる素晴らしさが、これだけストレートにガンガンと伝わってくるのは、きっと原作の良さに加えアニメ作品を作り上げたスタッフのみなさんの力量でもあるのでしょう。
「弱虫ペダル」は近年まれにみる名作ではないか!とひとり感涙にうち震えておりました。
「弱虫ペダル」を見てしまうとものすご~くロードの自転車に乗りたくなって、自転車屋さんにダッシュで駆け込んでしまいそうになるくらい、自転車に興味がわきますね。
2015の今年の夏には劇場版「弱虫ペダル」も公開されるそうなので、すっごく楽しみです!!
これを機会にぜひ原作も読んでみたいと思います。
自転車が題材のアニメといえば「茄子 アンダルシアの夏」を思い出しますが、この作品もなかなか面白かったです。
自転車といえば大昔のバイク仲間で、途中で自転車に転向し夫婦で13年間も世界中を旅しまくったとんでもない女性がいて、まぁようやるなー、と思ってましたが、自転車って自分の足でこぎ苦労するぶん、よけいに苦楽を共にする相棒というか、何か自分自身の秘めた可能性を見出してくれるような、そんなすごい魅力があるんでしょうね。
これまで自転車乗りというと、バイク乗り以上にマニアックで自分の世界を持ってる方が多い印象でした。
またバイクで旅していると、自転車で旅してる若者がまるで修行僧のようにも思えてましたが「弱虫ペダル」を見ているうちに、多少なりとも自転車の魅力が分かったような気がします。
実家の車庫にマウンテンバイクが放置してあるので、こんどサイクリングにでも行ってみようかな。
アニメ『弱虫ペダル』はドコモのdビデオ、Hulu、gyaoなどでも視聴できますので、まだ未視聴の方はぜひぜひ。
一押しオススメです。
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